年齢:60代 男性
制度:厚生年金
仕事中に左手がうまく動かないことに気付きました。
産業医を受診しようと病院に行きましたが、着いて間もなく意識を失い、気が付いたら脳梗塞で左手足は全く動かない状態になっていました。
その後リハビリ治療を受けましたが、左手足に麻痺が残ってしまいました。
独居での生活が出来ず、家族のいる地元で施設に入所されました、発症後は仕事復帰をしないまま、定年まで在籍し、退職となりました。
施設の費用がかかるため、少しずつ貯金を減らす生活になり、心配したご家族が障害年金のことを調べて相談にみえました。
体が不自由で来所できなかったので施設へ訪問させていただきました。
左上下肢に麻痺があり、日常生活に支障があることから障害年金の受給ができると思いました。
特別支給の老齢年金の手続きが重なったため、障害者特例の申請も必要だと思いました。
症状が固定されている為、定期の受診がありませんでした。
診断書の作成を依頼する為には、受診をして頂く必要がありました。
病院の予約もご自分で出来る状態ではありませんでしたので受診のサポートもさせて頂きました。
また、企業年金にも加入されていたので、障害年金受給中での支給有無を確認し、基金の請求も行いました。
認定日に障害厚生年金の1級に認められ、認定日に遡及して受給することができました。
今回の申請者は、脳梗塞により左上下肢に麻痺がありました。
改善の見込みがなく、車いすでの生活でしたが、1級相当の障害の場合、障害年金は老齢年金よりも受給額は多くなる場合があります。
今後の生活を考えると非課税の障害年金の方が有利な方でした。
無事、1級を受給することが出来たので、安定した生活を送ることが出来るようになり本当に良かったと思います。